「原付を購入したいけど、費用・維持費と予算は大体どれくらいになるのだろう。」「できれば費用を抑えたい。」とお悩みではないですか?原付の使用は購入するだけでなく、レンタルという方法もあります。この記事では、原付の購入とレンタルの予算の比較について詳しく解説していきます。
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原付一種の購入予算

原付一種バイクとは、排気量50cc以下となるエンジンを搭載した車両、または2025年4月から加わった新基準原付(排気量125cc以下、最高出力4.0kW以下に制御された車両)のことです。これらは普通免許でも乗車できるため、手軽な移動手段として人気です。
従来の50ccガソリン車は、排出ガス規制対応が困難なため、2025年10月末をもって生産が終了となります。購入を検討する際は、以下の選択肢と価格帯を参考にしてください。
生産が終了する従来の50cc原付
- 中古の場合の予算:本体価格:大体5万~15万程
今後、従来の50ccガソリン車を入手する主な選択肢は中古市場になります。以前乗っていた距離・メンテナンス・状況・事故歴などによって値段が変わります。安いものには必ず理由があるので、事前に自分でリサーチしたりお店や人にきちんと確認してから購入するのが良いでしょう。
新基準原付を購入する場合の予算
- 新品の場合の予算:本体価格:大体15万円~45万円程
新基準原付は、従来の50ccよりも車体が大きくなる125ccクラスをベースにしているため、本体価格は50ccよりも高くなる傾向があります。価格帯はメーカーや車種によって異なりますが、概ねこの範囲を目安にしてください。
- 中古の場合の予算
新基準原付は市場に登場したばかりで、中古車の流通はまだ少ない状況です。現時点で中古車の価格帯を提示することは難しいため、新品の価格を参考に検討を進めてください。
初期費用や年間のランニングコスト

本体価格以外に必要な初期費用
購入時の初期費用は購入する店舗によって種類や金額もかなり幅があります。
- 納車整備料:8,000円~25,000円程
- 登録代行料:5,000円~12,000円
- 自賠責保険料:7,060円~14,380円
- 軽自動車税:2000円(1年)
- 任意保険:保険の内容で異なる
年間のランニングコスト
原付一種(新基準原付を含む)で年間1万キロ走ると想定して、1年あたりの原付相場は以下になります。
軽自動車税(2,000円)+自賠責保険料(7,060円)+任意保険(約15,000円)+ガソリン・オイル代金(約30,000円)+点検修理代(約5,000円)として、約59,060円になります。
レンタルバイクとの予算比較

レンタルバイクの初期予算との比較
レンタル・新品・中古のそれぞれの初期費用を以下で比較していきます。
- レンタル:0円
- 新品:15万~50万程
- 中古:10万円~20万円程
レンタルで便利な点は、初期費用がかからないことです。理由は、月額料金に車両本体や初期費用のほか税金・保険・整備費用などが含まれているからです。
原付は車よりは比較的安価ではありますが、まとまった初期費用が必要です。税金・保険・部品交換・修理など様々な支払い手続きが不定期なので非常に面倒です。しかし、レンタルバイクの購入資金はなく、月額料金に本体代金や初期費用などすべて含まれており、支払いが楽なのでおすすめです。
レンタルバイクはこんな方にお勧め
原付を購入すると本体価格・初期費用・維持費などお金がかります。しかし、レンタルバイクはその点低価格なため気楽にすぐ始めることができます。
ここからは原付を購入するよりもレンタルバイクの方がおすすめの人を紹介します。
原付に乗る頻度が低く、一定期間しか必要がない人
原付に乗る頻度が月に数回と低かったり、一定期間だけ必要な人の場合は、レンタルがおすすめです。自分が必要とした時にだけ気軽にレンタルして乗ることができるので、維持費もかかりませんし、必要なくなればすぐに手放すことができます。
購入決心がつかないので試乗してみたい人
レンタルする場合、メーカーが販売している様々な種類を運転できるので、購入を検討している方は試乗するのがおすすめです。購入してみると想像していたのと違って気に入らない場合は、我慢して乗り続けるか売却かになってしまいますので、実際にレンタルして試乗してからでもいいかもしれません。
また、レンタルの車種も変更できるので事前に試せるのがメリットの一つです。
バイクのメンテナンスが面倒な人
レンタルバイクでは、メンテナンスの手間や費用が一切かかりません。長く安全に乗り続けていくには、メンテナンスが必要不可欠です。主なメンテナンスは、洗車・オイル交換・タイヤの空気圧調整などです。メンテナンスが自分でできる人はいいですが、お店にやってもらうとなると定期的にメンテナス代金もかかることになります。
レンタルの場合は、借りる前後にメンテナンスを行ってくれているので安心です。しかし、長期でレンタルする場合はメンテナンスが必要になる場合もあるようなので、事前に確認を取りましょう。
原付の置き場がない人
自宅に駐車スペースがない方もレンタルがおすすめです。特に都内では、自宅に原付を置けるスペースがない場合が多いため月額の駐車料金も支払わなければならないため、無駄にお金がかかります。
自分にとってメリットが大きい選択をしよう
今回は原付とレンタルの予算・費用などの比較についてご紹介してきました。バイクの購入は、新車か中古かによっても費用が大きく変わります。
また、レンタルバイクは初期費用・維持費用がかからないなど様々なメリットがあり、原付購入を検討していて試乗したい人や低価格に原付を利用したい人にはおすすめの使用方法です。この記事を参照にして、購入とレンタルどちらが自分にメリットが大きいのか検討してみてください。




