バイクは長距離ツーリングなどに用いられることも多い反面、自動車などに比べるとデリケートな機種が多く、故障してしまうケースは少なくありません。中には、通勤中やツーリングなどで遠出している途中に道路で故障することもあります。家に運ぶことが困難な場合、「どうすればいいんだろう…」と対応に悩む方も多いでしょう。そこで今回は、通勤やツーリングなどの最中にバイクが故障した際の対応策について詳しく解説します。
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バイクが故障した際の初期対応
バイクが故障するケースはさまざまですが、一般道・高速道路などの道路上で故障が発生した場合の対応方法はある程度決まっています。まずは、バイクが故障した際にとるべき初期対応をいくつか見ていきましょう。
交通の妨げにならない場所に移動させる
バイクが故障したとき、道の真ん中でそのまま停車させてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、道路上に停車させると交通の妨げになり、最悪の場合事故に繋がる可能性があります。
したがって、バイクの故障に気づいたら、すぐにバイクを路肩など交通の妨げにならない場所に移動させるようにしましょう。一般道の場合、路肩は歩行者の妨げになる可能性があるため、可能であれば路肩よりも広場や駐車場などスペースのある場所に移動させるのがおすすめです。
三角板や非常点滅表示灯を使用する
バイクを移動させるのと合わせて、必ず行っておくべきなのが「三角板」の設置、あるいは「非常点滅表示灯(ハザードランプ)」の点灯です。これらは後続車に対して故障を知らせるためのものであり、事故などのトラブルを防ぐといった効果があります。
その他、「道路交通法によて高速道路などでは緊急時にこれらを使用するよう定められている」というのも必ず行っておくべき理由です。一般道では特に義務はないものの、高速道路で三角板や非常点滅表示灯を一切使用せずに停車させていた場合、故障車両表示義務違反として罰則が科せられます。
基本的には三角板を後続車に見える位置に設置すれば良いですが、夜間は暗いため通常の三角板では視認されない可能性が高いです。夜間など周囲が暗い状態には、非常点滅表示灯を点けて確実に後続車が視認できるよう工夫しましょう。
修理可能な場所・店舗に運ぶ
市街に近い場所で故障した場合、バイクを修理可能な場所・店舗まで運んでも構いません。バイクの修理は、修理対応可能なバイク専門店や購入店舗で引き受けてもらうことができます。
レッカー移動を依頼する場合
使用しているバイクが大型で手動で運べない、修理を依頼できる場所が非常に遠いなど、バイクを運ぶのが困難なケースは少なくありません。
そういったケースには、「レッカー移動」を依頼するのがおすすめです。ここからは、レッカー移動をする際の選択肢を紹介するとともに、それぞれのメリット・デメリットも簡単に解説していきます。
JAFなどのロードサービス
レッカー移動を依頼する際、JAFなどが提供しているロードサービスを利用する手があります。ロードサービスは自動車やバイクの緊急時に利用できるもので、パンクや燃料切れなどありがちなトラブルに出張対応してもらうことができます。もちろん、JAFなどでは故障者のけん引・レッカー移動にも対応可能です。
会員制であり、会員になっていればそれらのロードサービスを全て無料で利用できるというメリットがあります。一方、高速道路で呼んだ場合や修理対応に部品が必要になった場合などには費用がかかってしまう点はデメリットと言えます。
バイクショップ
ロードサービスの他、バイクショップのレッカーサービスなどを利用できる場合もあります。
バイクショップに依頼した場合は店舗にレッカー移動させ、そのまま修理をしてもらうことができるため、手間がかかりにくいのが魅力です。ただし、全てのバイクショップがレッカーサービスを提供しているとは限らないことから、対応可能な地域が限定されているというデメリットもあります。
レッカー車などを手配できる友人・知人
ロードサービスやバイクショップにレッカー移動を依頼すると、当然ながら何らかの形で費用は発生します。場合によっては、数万円以上の高い出費になるかもしれません。費用を抑えたい場合は、レッカー車やトラックなどを手配できる友人・知人に依頼してみるのが良いでしょう。
個人的に依頼すれば、サービスとして利用するよりも割安になるケースが多く、友人・知人の善意があればほぼ無料でレッカー移動させてもらえる可能性もあります。費用を抑えられるというメリットはありますが、ロードサービスのようにトラブルが起きた際に対応してもらえるという保証はありません。トラブルが心配な場合は、ロードサービスやバイクショップを通じてレッカー移動を依頼すべきでしょう。
バイクが急に故障したらマンスリーバイクMKの緊急対応サービスを!
マンスリーバイクMKなら24時間以内にバイクの台車(50cc~125cc)を配達し、最寄りの修理工場等まで故障したバイクを運搬します。
お電話の際は下記の項目内容をお伝えください。
- お引取り先のご住所や目印
- お届け先のご住所
- お名前
- ご連絡先
- バイクの車種、排気量など
- バイクの状態、故障の状態など
土日祝日関係なく年中無休、朝6時から夜24時までご依頼いただけますので、お困りの際はお電話ください。
バイクが故障したときは落ち着いて対処する
バイクが故障した際には、やっておくべき対処方法がいくつか存在します。交通の妨げにならない場所に移動させる、三角板や非常点滅表示灯を使用するといった行為は、とりわけ緊急時に必要とされるものです。バイクが故障したときは立ち往生せず、ここで紹介した初期対応を早急に行うことが重要になります。一通り対処し終えたら、ロードサービスなどでレッカー移動を依頼すると良いでしょう。