バイクを走行していると、「ビビビビ」「ビリビリビリ」といった異音がする場合があります。これは「ビビリ音」と呼ばれ、主に部品の緩みやカウル同志の摩擦によって生じる音です。
ビビリ音がしてもバイクが故障していることはあまりありませんが、カウルや部品を取り外してビビリ音の発生箇所を突き止め、対処することをおすすめします。
この記事では、バイクのビビリ音の発生原因と対処法について解説します。
Contents
バイクのビビリ音の原因2つ
バイクのビビリ音とは、走行中に「ビビビビ」「ビリビリビリ」のような音が鳴る現象です。ビビリ音がすると故障か何かと心配するかもしれませんが、トラブルや故障が原因であることはあまりありません。
バイクのビビリ音の原因は、以下の2つであることが多いです。
- バイクのカウル同士の摩擦
- 部品の摩擦
上記の2つの原因について、以下より解説します。
バイクのカウル同士の摩擦
バイクのカウル同士が摩擦して、ビビリ音が発生する場合があります。
カウルはボルトで固定している場合と、カウル同士をはめあって固定している場合がありますが、カウルの固定の仕方がゆるいと摩擦音が生じてビビリ音が発生する原因となります。
部品の摩擦
カウルに問題がない場合は、ボルトやネジ、バネの傾きによって金属の摩擦が生じ、ビビリ音の原因となっている可能性があります。
ビビリ音が発生した際は、カウルや部品をチェックして、こすれあっていないか確認して原因を突き止める必要があります。
バイクのビビリ音の対策手順
バイクのビビリ音がしたら、以下の3つの方法で原因を突き止め、対策します。
- ビビリ音の発生箇所を特定する
- 部品を取り外して原因を探る
- ビビリ音の原因に合わせて対処する
バイクのビビリ音がした場合の対策手順について、1つずつ解説します。
ビビリ音の発生箇所を特定する
まずは、ビビリ音の発生箇所を特定する必要があります。自分で調べるか、修理店に持って行って調べてもらう方法があります。
バイクの扱いに慣れていない場合や、発生箇所を自力で突き止められない場合は、修理店で調べてもらうのがおすすめです。
部品を取り外して原因を探る
ビビリ音の発生箇所が特定できたら、部品を取り外して原因を調べます。カウルを取り外す際は、主に以下の道具が必要です。
カウルを取り外す際に使用する道具
- 六角レンチ
- プラス・マイナスドライバー
- 8mm×10mm両口スパナ
無理に取り外そうと流するとツメが折れてしまう可能性があるので、慎重に取り外しましょう。カウルや部品を取り外したら、ゆるみや摩擦をチェックしてビビリ音の原因を特定します。
ビビリ音の原因に合わせて対処する
ビビリ音の原因が判明したら、原因に合わせて以下のような方法で対処します。
ビビリ音への対処
- すきまテープ、防水ブチルテープ、保護テープなどで隙間を埋める
- シリコンスプレーで摩擦を減らす
- ネジやバネの傾きを直す
バイクの異音には注意
バイクで走行していると、ビビリ音以外にも、いろいろな異音が発生することがあります。
以下のような異音がした場合は、故障やトラブルの可能性があるので修理店で点検してもらうのがおすすめです。
故障やトラブルの可能性が考えられる異音
- エンジンから「カタカタ」「シャリシャリ」「ガラガラ」のような音がする
- 回転数が上がると「カンカン」「キンキン」のような音がする
- エンジンが温まると「ヒュイーン」というような音が鳴る
- エンジンをかける、リアタイヤを回すなどの際「シャー」「ゴー」という音がする
これらの異音がした場合は、部品の摩耗や不良、寿命、破損、オイル不足などの原因が考えられます。放置すると故障の原因になる可能性もあるため、修理店に持って行くのがおすすめです。
まとめ:ビビリ音は原因を突き止め対処することが大切
バイクの部品やカウルの摩擦によって、ビビリ音が発生することがあります。
その場合は自分で発生箇所を探るか、修理店に持ち込むなどして原因を突き止め、対処する必要があります。
ビビリ音以外の異音がする場合にも、注意が必要です。部品の不良や破損、寿命が考えられるので、修理店で見てもらうことをおすすめします。
マンスリーバイクでは、バイクや原付に関するコラムを多数掲載しています。トラブルがあった際の対処法についても解説しているので、ぜひご参照ください。