バイク保険に入らないとどうなる?気になる保険の種類と補償内容をご紹介

バイク保険に入らないとどうなる?気になる保険の種類と補償内容をご紹介

バイクを運転していて万が一の事故が起きたことを考え保険に加入することが大切です。

しかしながらバイク保険に加入すると保険料がかかるため、出来ることならバイク保険に入りたくないと考えている人は多いかもしれません。

今回はバイク保険の種類について詳しく解説します。バイク保険について理解を深め、バイク保険の必要性を認識して下さい。

自賠責保険は義務、任意保険は任意

自賠責保険は義務、任意保険は任意

バイク保険には大きく分けて「自賠責保険」と「任意保険」という2つの種類が存在します。ここではそれぞれの特徴について見ていきましょう。

自賠責保険

自賠責保険は法律(自動車損害賠償保障法)で加入が義務付けられています。仮に自賠責保険未加入でバイクを運転した場合刑事罰が科されます。1年以下の懲役または50万円以下の罰金です。

さらに行政罰も科されます。交通違反として違反点数6点が付され、免許停止処分となります。また自賠責保険証明書の不所持でも30万円以下の罰金です。したがって自賠責保険には絶対に加入し、証明書を常に所持してバイクを運転しましょう。

任意保険

任意保険はその名の通り免許所有者が任意に加入するバイク保険のことです。法で加入が強制される自賠責保険と異なり、任意保険に加入しなくても罰則はありません。

バイク運転者は任意保険の加入率が低い傾向にあります。損害保険料率算出機構の調査によれば、加入率は全体で約40%前後です。普通乗用車運転者の加入率が約80%前後ですから、比較するとその低さが際立ちます。

加入率が低い理由としては、バイク運転者は比較的若い人が多く、保険料の負担が相対的に大きいため、加入をためらっているからです。

自賠責保険と任意保険の違い

自賠責保険と任意保険の違い

それでは具体的に自賠責保険と任意保険の補償内容について見ていきましょう。

自賠責保険の補償内容

自賠責保険の補償内容は、迅速かつ公平な保険金の支払いのため、国により一律の基準が決められています。まず傷害による損害への補償が最高120万円です。補償には治療関係費・休業損害・慰謝料などが含まれます。

死亡による損害への補償は最高3,000万円です。補償には逸失利益・慰謝料・葬儀費が含まれます。後遺障害による損害への補償は、障害の程度により限度額が定められています。

神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害があり、常時介護が必要な場合は最高4,000万円、随時介護の場合は最高3,000万円です。

それ以外の障害では程度により等級が1級から14級まで割り当てられ、1級で3,000万円、14級で75万円となります。なお自賠責保険では加害者・被害者が損害を受けた車両などへの補償(物損)はありません。

任意保険の補償内容

任意保険では、自賠責保険でカバーされていない損害への保険を設定できます。

主なオプションとしてはまず対物賠償責任保険が挙げられます。物損事故の補償は自賠責保険ではなされないため、任意保険でぜひ設定しておきたい保険です。

また搭乗者傷害保険では運転者以外の搭乗者の損害も補償されるので、二人乗りをする人にはおすすめです。他にも盗難や火災に対応した車両保険や、無保険の加害者に対応した無保険車傷害保険などがあります。

このように補償内容を検討して、自分にあった保険を作り上げることを可能にしているのが任意保険の特徴です。

万が一に備えて任意保険に加入がおすすめ

万が一に備えて任意保険に加入がおすすめ

バイクを運転するならば、自賠責保険だけでなく任意保険に加入することを強く推奨します。理由は以下の通りです。

自賠責保険では補償範囲が狭い

上述したように自賠責保険は任意保険と比較して補償範囲が狭いです。

物損事故への補償も、搭乗者への補償もありません。また自賠責保険は損害額の上限も定まっています。色々なリスクを考えて、補償範囲は広いほうがいいでしょう。

高額な賠償金が請求される事故が増えている

また近年では交通事故により相手を死亡・重い後遺症を負わせた場合、高額な賠償金の支払いを命じる判決が相次いでいます。

仮に前途有望な若者を死亡させた場合、その逸失利益(生涯賃金)と慰謝料を合わせれば推定3億円以上の賠償金です。

自賠責保険の上限(死亡時)は3,000万円ですから、とてもまかなえる金額ではありません。したがって補償額に上限がない任意保険に加入する必要が出てきます。

保険料が気になる時の対策

任意保険に加入したくても保険料が気になって入らない人は多いことでしょう。

保険料を抑える方法はいくつかあります。まずインターネットで保険を申し込むと人件費の分だけ割安です。また保険料はバイクの使用頻度と走行距離によってある程度決まるので、身の丈にあった保険を選ぶことが節約につながります。

さらに125cc以下のバイクを運転している場合にはファミリーバイク特約が使えます。

ファミリーバイク特約とは、家族の自動車の任意保険に付帯する特約です。単体でバイクの任意保険に加入するよりも安くなります。

リスクに備えて任意保険に加入しよう

任意保険には上述した補償内容に加えて、ロードサービスや弁護士特約も付いてきます。

バイクを運転していて事故に遭遇した場合、これらのサービスは実に心強いものです。保険とはリスクに備えて安心を買うものです。

自賠責保険だけでは十分な安心を買ったとは言えません。心からバイクの運転が楽しめるよう、ぜひ任意保険に加入しましょう。

レンタルのご予約、お問合せは
お電話または専用フォームから
TEL お問い合わせお問合せ
レンタルのご予約、お問合せは
お電話または専用フォームから
お問い合わせ・ご予約
PAGE TOP