バイクの暖機運転とは?必要性や暖機運転のポイントを解説

バイクの暖機運転とは?必要性や暖機運転のポイントを解説

バイクを運転する前に、エンジンやオイルを暖める暖機運転が必要です。暖機運転は、気温の低い日や冬、寒冷地などはもちろん、季節や気温問わず行う必要があります。

この記事では、暖機運転について、以下の内容を解説します。

  • バイクの暖機運転が必要な理由
  • 暖機運転の手順
  • 暖機運転をする際の注意点

暖機運転はバイクの部品を傷めないようにするために必要ですが、周囲への配慮も必要です。

この記事ではバイクの暖機運転についての解説と暖機運転の必要性やポイントについてご紹介いたします。ぜひこの記事をお読みいただき、暖機運転を行う際の参考にしてみてください。

バイクの暖機運転とは

バイクの暖機運転とは

暖機運転とは、バイクに乗る前に数分間アイドリングをして、エンジンやオイルを暖めてから走ることです。

バイクはキャブレターという部品を通してガソリンを霧化させてエンジンに供給する仕組みになっており、暖機運転をすることで霧化がスムーズに行われます。暖機運転には、キャブレターだけでなく、潤滑油や冷却水の循環をスムーズにする効果もあります。

暖機運転のアイドリングは冬の季節や寒冷地などで、気温が低くなっている場合に行うのがおすすめです。

夏や暖かい地域なら暖機運転は不要と思われる場合もありますが、夏でもガソリンや潤滑油を行き渡らせるため、暖機運転が必要です。冬の暖機運転よりも短時間のアイドリングで問題ありませんが、暖機運転自体は行っておくことをおすすめします。

バイクの暖機運転をしないとどうなる?

バイクの暖機運転をしないとどうなる?

バイクの暖機運転をしないと、ガソリンの霧化がうまくいかずエンストする、もしくはエンジンの寿命が短くなる可能性があります。

潤滑油も冷えている状態では各部に行き渡らないので、その状態で走ると部品が摩耗しやすくなります。いきなり走り出さず、暖機運転やウォームアップ走行を行ってから走行するのがおすすめです。

暖機運転の手順

暖機運転は、以下の手順で行います。

  1. チョークを引いて、エンジンをかける
  2. エンジンをかける
  3. 1,000〜1,500回転で1分〜3分ほどアイドリングして、エンジンが温まってきたらゆっくりとチョークを戻す

油温計がある場合は、80℃程度を目安にアイドリングを行います。アイドリングは必ずしも3分行う必要はなく、時間がないときやアイドリングできない状況であれば数十秒でもいいとされています。アイドリングできないときは急に高回転で走り出さず、徐々に回転を上げて走行するのがおすすめです。

チョークは引いたままにせず、戻すのを忘れないようにしましょう。

バイクの暖機運転をする際のポイント

バイクの暖機運転をする際のポイント

バイクの暖機運転をする際は、以下のポイントに気をつける必要があります。

  • フューエルインジェクション(FI)車も暖機運転が必要
  • 騒音に気をつける
  • 長時間のアイドリングは避ける

暖機運転を行う際のポイントについて、1つずつ解説します。

フューエルインジェクション(FI)車も暖機運転が必要

フューエルインジェクション(FI)車は、油温や水温をセンサーによって自動で読み取り調整するため、暖機運転が不要と言われています。ただし、潤滑油の回りをよくして部品の金属摩耗を防ぐためにも、フューエルインジェクション(FI)車であっても暖機運転を行うことをおすすめします。

FI車の場合も、長時間の暖機運転は必要ありません。数十秒程度のアイドリングか、徐々にエンジンの回転数を上げて走るウォームアップ走行がおすすめです。念のため、暖機運転の詳細について、取扱説明書で確認しておきましょう。

騒音に気をつける

暖機運転のためのアイドリングを行う際は、周囲への配慮も必要です。

深夜・早朝や住宅地などでは、アイドリングの騒音が迷惑になる可能性があります。短めにアイドリングをするか、ウォームアップ走行を行い走りながら暖機運転をするのがおすすめです。

もしくは、走行量の多い道路の近くまで押して行ってから、暖機運転を行うという方法もあります。

長時間のアイドリングは避ける

暖機運転のためのアイドリングは長くて3分程度が推奨されており、長時間のアイドリングは避けるのがおすすめです。

暖機運転はエンジンや部品を守るために必要ですが、長時間アイドリングするとエンジンを傷める原因となり逆効果となってしまいます。ガソリンの浪費になりますし、環境のためにも良くないので、長時間アイドリングをするのは避けましょう。

バイクの故障による症状と原因、対応方法について解説

まとめ

バイクの暖機運転は、走行する前に数分間アイドリングをして、エンジンの霧化をうながしたり潤滑油や冷却水の循環をスムーズにするために必要です。

アイドリングは長時間行う必要はなく、数分程度で十分とされています。ただし、車種によっても異なる場合があるので、取扱説明書を確認しておくのがおすすめです。アイドリングを行う際は、騒音が周囲の迷惑にならないよう配慮することも必要です。

アイドリングが行えない場合は、低速から徐々に速度を上げていくウォームアップ走行をするという方法もあります。

マンスリーバイクでは、バイクやエンジンに関するさまざまなコラムを連載しています。バイク初心者の方やこれからバイクに乗ることを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

原付のエンジンがかからない!修理方法と費用相場を解説

マンスリーバイクでは、さまざまな車種のバイクをレンタルすることができます。「普段は乗らないけど、たまにツーリングがしたい」「バイク購入前に試し乗りしてみたい」など、さまざまなご要望にお答えします。ぜひ一度お近くの店舗までご相談ください。

マンスリーバイクの店舗一覧を見る

レンタルのご予約、お問合せは
お電話または専用フォームから
TEL お問い合わせお問合せ
レンタルのご予約、お問合せは
お電話または専用フォームから
お問い合わせ・ご予約
PAGE TOP