普通免許で原付に乗れなくなる?噂の真相を解説

普通免許で原付に乗れなくなる?噂の真相を解説

原付一種に乗っている方で、「普通免許で原付に乗れなくなる」という噂を聞いたことがある方は、不安に思っているのではないでしょうか。

結論から言うと、現時点で普通免許で原付に乗ることは可能であり、普通免許で原付に乗れなくなるような法改正は行われていません。ただし、2025年10月以降に適用となる排ガス規制によって、普通免許で乗れる原付一種がなくなる可能性は考えられます。

この記事では、「普通免許で原付に乗れなくなる」の噂の真相と、普通免許で乗れる原付がなくなった場合の対処法について解説します。

「普通免許で原付に乗れなくなる?」噂の真相とは

「普通免許で原付に乗れなくなる?」噂の真相とは

「普通免許で原付に乗れなくなる」という噂がありますが、これはあくまで噂であり、結論から言うと普通免許で原付に乗ることは可能です。

ただし、排ガス規制によって50cc以下の原付一種の生産が難しくなっています。今後原付一種が生産されなくなり、普通免許で乗れる原付がなくなってしまうことも可能性として考えられます。普通免許で乗れる原付と排ガス規制について、以下よりわかりやすく解説します。

2023年3月時点、普通免許で原付に乗ることは可能

2023年3月現在では、普通免許で原付に乗ることは可能です。

また、「普通免許で原付に乗れなくなる」というのはあくまで噂です。普通免許で原付に乗れなくなる法改正の動きがあるわけではないので慌てる必要はありませんが、規制や法律については今後も注目しておきましょう。

普通免許で乗ることができる原付の種類

現時点で、普通免許で乗ることができる原付の種類は、50cc以下の原付一種です。125ccまでの原付二種や、400ccまでの普通自動二輪に該当する原付は、普通二輪免許の取得が必要となります。

原付の種類:原付一種
排気量:〜50cc
必要な免許:普通免許 原付免許 小型限定普通二輪免許 普通二輪免許


原付の種類:原付二種
排気量:〜125cc
必要な免許:小型限定普通二輪免許 普通二輪免許 大型二輪免許


原付の種類:普通自動二輪
排気量:〜400cc
必要な免許:普通二輪免許 大型二輪免許


原付の種類:大型自動二輪
排気量:400cc〜
必要な免許:大型二輪免許

※小型限定普通二輪免許、普通二輪免許、大型二輪免許に関しては、AT限定免許の場合はAT車のみ運転可能です。

排ガス規制で50cc以下の原付がなくなる可能性がある

「普通免許で原付に乗れなくなる」というのは、排ガス規制によって生じた噂です。

令和2年規制(ユーロ5規制)と呼ばれる排ガス規制は、一酸化炭素や黒煙といった物質の排出を抑える規制のことです。2020年12月から、全ての排気量の新型車が対象となっていました。原付一種は2025年10月末まで猶予期間が設けられていましたが、それ以降は排ガス規制に従う必要があります。

50cc以下である原付一種で排ガス規制をクリアするには大変なコストがかかるため、今後は50cc以下の原付が生産されなくなる可能性があります。

普通免許で原付一種を運転することはできますが、原付一種に区分される原付自体が生産されなくなる可能性があるという点には注意が必要です。

50cc以下の原付がなくなったらどうする?

50cc以下の原付がなくなったらどうする?

排ガス規制で50cc以下の原付生産が難しくなるとはいえ、ただちに普通免許で乗れる原付がなくなることは考えにくいです。原付一種の分類自体を見直す動きもあるので、慌てる必要はありませんが、普通免許で乗れる原付がなくなった場合どうするかについて考えておくこともおすすめです。

今後、普通免許で乗れる原付がなくなった場合に考えられる以下の選択肢について、1つずつ解説します。

  • 原付二種に乗れる免許を取得する
  • 電動バイクに乗る

原付二種に乗れる免許を取得する

1つ目は、原付二種に乗れる免許を取得して、排気量が51cc以上のバイクに乗る方法です。

原付二種に乗れる免許は、小型・AT小型限定普通二輪免許、普通自動車二輪免許、大型二輪免許です。普通免許を持っている場合は、AT小型限定普通二輪免許を最短2日で取得することができます。

2018年の法改正で1日に受けられる教習の上限時間が引き上げられたため、教習と卒業検定を同日に受けられるようスケジュール調整すれば最短2日で取得が可能です。

電動バイクに乗る

2つ目は、電動バイクに乗るという方法です。

電動バイクは、定格出力が0.6kW以下のものが原付一種とおなじ扱いとなり、普通免許に付帯の原付免許で乗ることができます。今後、50cc以下の原付がなくなった場合は、定格出力0.6kW以下の電動バイクに原付免許で乗るという選択肢があります。電動バイクと免許、ヘルメットの必要性については以下の記事で詳細を解説していますので、あわせてご覧ください。

電動バイクはヘルメット不要?着用義務と免許区分について解説

まとめ

現時点で、普通免許で原付一種に乗ることは可能です。

ただし、2025年10月以降は排ガス規制によって今後原付一種の生産が終了し、普通免許で乗れる原付がなくなる可能性も考えられます。

その場合は、原付二種に乗れる免許の取得や、電動バイクへの乗り換えなど、どのような選択肢を取るかについて今から考えておくことをおすすめします。マンスリーバイクでは、原付一種や原付二種など、さまざまなバイクのレンタルを行っています。

折りたたみ電動バイクのCute-mLも扱っているので、今後のために電動バイクも試しておきたいという方はぜひレンタルをご検討ください。

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